the夏休み
遊び呆けた夏休みが終わった。
さみしい。
こんなにも「夏休み」らしい「夏休み」を過ごしたのは
子供の頃も含めて、初めてだと思う。
海に行き、水族館に行き、滝をながめ、
知らない町をうろつき、笑いながら、
真っ黒焦げに日焼けした。
ほっとした
あぁ、わたしはまだ、
自分が思う「自分らしい自分」に戻れるんだ、と
かなりほっとした思いだった。
楽しいことに笑って、
お腹が空いたら食べたいものを食べて、
思ったままに自分の頭の中を口から吐き出して
くだらないことを言って、
歌って、
ぐっすり眠って、
朝起きた時に
「あぁ目が覚めちゃった…」
じゃなくって
「今日は何をしようかなー」って
その日を楽しみにすることができるんだ。って。
無理だと思った
きっともう、以前のように、
楽しいことだけを考えて
あっけらかんと生きることは
できないんだと思っていた。
ひたすらぐるぐると回る
嫌な記憶に引き摺り回されながら
そして
新たに今日も積み上げられていく
苦しみに
ただただもう
耐えながら
平気な顔をして
それでも
死ぬわけにはいかないから
生きる。
とにかく、生きる。ただ。
苦しかろうと
もう無理だろうと
死ねるまで
生き続けるしかないんだ、って
ここ数年は思っていたから。
道はある
だけど環境だけなんだって。
本当に、ただただ、環境だけなんだってことが
わかった。
いますぐどうにもならないし
この先もどうしていくか答えはまだ出ていないけど
環境だけ。
私は、自分を取り戻すことができる。
そう思えて
本当に本当にほっとして、嬉しかったんだ。
